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新富町の宮本恒一郎さんがアジアGAPを取得 ~有機JASと併せて「安全・安心」をアピール~

2020年05月18日

 新富町日置の宮本恒一郎さん(60)は、今年4月に自身の経営する宮本農園でASIAGAP(農業生産工程管理)の個別認証を取得しました。同農園では2008年に有機JAS認証も取得していて、2つの規格を取得している農場は県内でも非常に珍しく、宮本さん含め2件しかありません。5月13日に宮本さんは新富町役場を訪れ、小嶋崇嗣町長に認証取得の喜びを報告しました。

 今回個別認証を受けた作物はニンジンとバレイショの2品目で、次男の貴倫さん(23)や同町の産業振興課等と協力しながら、1年かけて準備を行ったそうです。取得の動機について、宮本さんは「世間で農産物の安全・安心への関心が高まる中で、自信を持って農産物を消費者に届けるためには有機JAS以外にも明確な基準を持つ認証が必要だと思っていました」と話しました。

 ASIAGAPは、農林水産省が導入を推奨している国際的な規格の農場管理基準で、食品安全や農場管理等に関する100以上の項目を第三者機関が審査して初めて承認されます。

今後の目標について、宮本さんは「2つの認証を守り、消費者から更に信頼して貰えるように努力すると共に、日本だけでなく海外も視野に販路を広げていきたいです」と語りました。

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